講演会「峰入‐大峯入峰修行の世界 -」

■開催日時

平成29年6月25日(日)午後1時30分~3時

■開催場所

映像ホールまたは交流棟大ホール  

■内容

三霊場のひとつ奈良県の「吉野・大峯」は古代から山岳信仰の対象の場として知られ、役行者ゆかりの聖地として最も重視される「吉野」、またこの吉野と熊野三山を結ぶ大峰山脈を舞台とする「大峯」からなる広大な霊場です。特に青峰ヶ峯から南部の「大峯」は、標高千数百m級の急峻な山々が続く日本第一の修験道の聖地で、山岳での実践行を重んじる修験道では、山に入って苦行を重ね踏破することを「奥駈」または「峰入」と称し、大峯はその舞台として知られます。本講演では、世界遺産吉野大峯活性化事業実行委員会が作成した『峰入 大峯峰入修行』記録映像※の視聴をとおして、峰入修行の民俗信仰を探ります。
※西の覗きや裏行場に初めてドローンを飛ばし、鳥の目の視点で峯入修行の行場を撮影したものです。

【スケジュール予定】
13:00  開場
13:30  講演 「峰入-大峯峰入修行の世界」
14:45 質疑応答
15:00 終了

【講 師】池田 淳(いけだ きよし)さん(吉野町教育委員会事務局主幹 兼 吉野歴史資料館長)
【入場料】無料
【定 員】100名(要申込・先着順)
【申込期間】5月25日(木)~6月24日(土)午後5時まで
【共 催】三重県立熊野古道センター、吉野歴史資料館(奈良県吉野郡吉野町)

■池田 淳 略歴
 1958年新潟県生まれ。
 1991年より吉野町教育委員会事務局に勤務し、文化財行政を担当。 現在、教育委員会事務局主幹兼吉 野歴史資料館長
《主な論文》
・「大和の御田Ⅰ〈本人執筆分「吉野水分神社における御田の組織と演者」〉」(『埼玉大学紀要』49‐1 埼玉大学教育学部)
・「大和の群小猿楽座と奈良阪の翁舞」(『奈良豆比古神社の祭礼と芸能』奈良地域伝統文化保存協議会)